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HONDA CBR600F 2012モデル シート加工紹介

投稿者: 小野寺誠   投稿日: 2012年2月5日 日曜日
 

 

 

今回はホンダCBR600Fのシート加工(アンコ抜き)の紹介です。

CBR600シート加工をして感じたことですが、、、
ヨーロッパ圏の高級スポーツツアーラーVFR800(RC46)を
生み出した方々の魂と言うか信念というかスピリッツみたいなものが感じました。
すごく洗練されています。サドルの考え方と機能の融合と言う面で最高といえます。

VFR800(RC46)のシート加工を(アンコ抜き加工)を170脚ぐらい加工を施した記憶があります。
VFR800は日本人には少々足つきが厳しく
シートスポンジの最適化(アンコ抜き)でかなり楽にそして安心してライディングができると多くコメントいただいたことがありました。

今回のCBR600Fもスポーツツアーラーですから
日本人の体形と使用状況にあわせたシートのセッティングで
ハイレベルなバランスの良いオートバイになることでしょう。

今回の写真は身長が小柄な女性のオーダーです
アンコ抜き加工となりますが
両足が30mmぐらい伸びた感じになると思います。

加工料金 20000円+税 程度

(上の画像がノーマル 下の画像が加工後)

 

DUCATI Multistrada お客様紹介

投稿者: 小野寺誠   投稿日: 2012年1月29日 日曜日
 

 DUCATI ムルティストラーダ パイクスピーク仕様

 

 

オーナー様(鈴木様)のご要望によりシートを調整いたします。

(本国と同じシート高なのでHiシートが装着されておりますね)

日本の道路交通事情を考慮した調整でムルティストラーダはもっと乗りやすくなります。

後日 内容を報告いたします。

 

R1200RTミドルシートの感想をいただきました。

投稿者: 小野寺誠   投稿日: 2012年1月11日 水曜日
 

河名シート製作所 小野寺さま

 

お世話になっています。西宮市の赤土です。

昨年末は、お忙しい中での迅速なご対応を有難うございました。

お陰さまで、ニューシートで新春初乗りツーリングを迎えることができました。

ミドルシート使ってみた感想をレポートさせていただきましたので、

もしよろしければ、ブログ上で紹介してくだされば幸いです。

 

昨年の秋に中古車でR1200RTを購入し、普段はノーマルの

純正ローシートをローポジションにして乗っていました。

 

その位置でなら両足のつま先できちんと支えることができますので、特に足着きに不安は無かったのですが、走行中に感じる乗車姿勢の違和感を何とかしたいと思っていたところ、河名ミドルシートの存在を知りました。

早速、小野寺さんに作成していただいたシートを装着して跨ってみると、ノーマルローシートのローポジションに比べ、ほんの僅かに足着きが悪くなったように感じました。

 

しかし、ノーマルシートで感じる両足のガニ股感がまったくありませんし、ステップから足をおろす際の内腿の動きがとてもスムーズです。ですからノーマルよりも足に力が入りやすく、オートバイを支えやすくなりました。とっさに足を着きたい時なんかも安心です。

 

シート形状がこれだけ最適化されていて足がおろしやすくなれば、168センチの私でもまったく足着きに不安がありませんね。

 

次に走ってみた感想ですが、これにはかなり満足しています。

走りだすと、まずウレタンの厚みによる乗り心地の良さが感じられました。

座面が細くなったという感じは特に無くて、どの位置からでもしっかりとオートバイに荷重できそうな感じです。

 

また、座面が高くなったため、ノーマル時代の上半身の起き過ぎが改善されて、自然なライディング姿勢が保てるようになりました。ですから、加減速時にハンドルに不自然な力が加わったりするといったことも無くなりました。

 

それから、肝心の・・・というか、一番期待していたコーナリング時の効果です。

まず、ミドルシートを装着したことによって、初めてステップに乗って走れたように思います。

ノーマル時に近すぎたシート座面とステップの位置関係が改善されたので、ステップに荷重しやすくなりましたね。コーナリング中の上半身の収まりもよく、イン側へ少し落とした下半身でしっかりとホールドできますので、オートバイとの一体感を感じながら安心してスロットルを開けていけるようになりました。

シートは第2のステアリングといいますが、本当にその通りだと思いました。

 

あと、特筆すべきはシート座面の角度でしょうね。

フラット化された座面によって、ノーマルよりもお尻位置の自由度が増しました。

走行場面やスピードに合わせて座る位置を変えれますので、よりリラックスしたライデングポジションがとれて長時間走行時にリラックスできます。それから下りコーナーへの進入減速時、最適位置へ置いた腰がそのままキープされますので、その後のコーナリングがとてもスムーズになりますね。

 

以上、いいことばかり書きましたが、要望したいところもあるにはあるんですよ。

 

私は高速の連続走行時、シートの後端へ座って段差にお尻を当てた状態で走るのが好きなんです。シート後端の後ろ側へ上方へのアールを付けてもう少しだけ延長してもらえると、フィット感が増して、よりリラックスしたライディングができるように思います。

 

全体としては、純正ハイシートの加工品ということで、とてもリーズナブルながら河名シート製作所の職人技が駆使された逸品だと思います。初乗りツーリングでは600kmほど走りましたが、まったく疲れもなく、また走行中に顔がニヤついてしまうのを止められませんでした。

とても満足しています。

 

どうも有難うございました。

 

謹賀新年

投稿者: 小野寺誠   投稿日: 2012年1月2日 月曜日
 

 

 

 昨年はたいへんお世話になりました。

今年も変わらぬお付き合いのほど よろしくおねがい致します。

河名シート製作所 スタッフ一同

 

 

アンコ抜き・スポンジの最適化について

投稿者: 小野寺誠   投稿日: 2011年10月6日 木曜日
 

カスタムシートを提供していく考え方として
このようなことを説明することがあります。

「アンコ抜き」について

「アンコ抜き」とは オートバイ業界でよくいわれている造語です

シート高を下げる加工 ・ 足つきが良くなる加工 ・ 乗ることが楽になる加工  を 意味します
「アンコ抜き」はエンジンを整備することに比べたら たいした加工ではないと思われがちです
でも オートバイに不必要な部品や装置はありませんので どれも すべて重要です。
意味の無い整備や加工や調整はありません。
「アンコ抜き」は軽く思われがちな整備の一つとして認識されているのが現状と思われます。
サドル(シート)はオートバイを構成している部品の中で主張の無いような感じに
受け取られがちですが ステップ・ハンドル・シート(サドル)というように
ライディング時は常に走るための情報を得るところです。

サドル(シート)は取り替えたり調整したりするようなことはしないものという考え方が一般的です。
ほとんどの方はそんな物に時間やお金を賭ける習慣がありません。
ですがオートバイ業界では「アンコ抜き」という言葉は誰しも知ってはいますが
本質はほとんど知らない特殊あるいは胡散なものと認識されています。
何故 胡散なものと考えられているかですが
まともにできる(信頼と実績の有る方)方が作業や調整をしていないからだと思います。
エンジンでもブレーキでも素人が丁寧にやれば何とかなるというものではありません
整備書やマニュアルがあり 元あった状態に戻せば完了というものではなく
サドル(シート)の加工調整は心地を描いて形を作る作業となります。

サドル(シート)加工はエンジン等の整備とは大きく異なり
機械的な機能の現状復帰と同等では良しとせず
乗り心地をという五感を左右する調整を必要とされている整備になります。

このように五感を調整する作業は経験の少ない者や実績の無い者が
いくら丁寧に時間をかけて作業をしたとしても
努力することは尊いことですが
加工調整された物は極みに達することはありません。

日本中いや世界中でもサドル(シート)の調整を専門的に
そして 理にかなった物を提供できるショップは数多くありません。 
その中でも河名シート製作所の技術は卓越しております。

 

アンコ抜き加工の考え方を説明いたします
スポンジは硬く感じる物があったり・柔らく感じたりする物があり車種によってさまざまです。
(エンデューロ車は硬く感じる・アメリカン車は柔らかく感じる等)
これからの説明は「標準的な硬さのスポンジ」を例に説明します。
ユーザー様は
高さを低くしたい・どの位低く・何センチ低くなる と 質問されます。
何cm低くと言うよりは 現状より足が地面に着き安心したいのだと思います。
極論ですが アンコ抜きは ユーザー様の安心感を提供できれば成立します。
(地面に足が着いてしっかりとした感触が得られれば安心感が得られます。)

通常考えられる基本の説明です
元から在るスポンジの高さを削り込めば低くなるから
足が必ず着きやすくなると思われています。
スポンジを削り高さを低くすることは
スポンジのストローク量を減らすことと同じ意味合いが発生します。
スポンジの整形されている高さを低くすれば
シート高は低くなります。
もちろんスポンジのストローク量も減り短くなります。
ここで シート高の数値を重要視するのであれば
シート(サドル)のスポンジは無くしてしまえば済みますが
乗車中体重を受ける部位が無くなると健康障害を起こしてしまう危険があります。
(F800S等のエクストラローシートのような質感になってしまいます)

標準的な硬さ(反発力)のスポンジでも
スポンジストロークが長がければ軟らかく感じますし
スポンジストロークが短ければ硬く感じます。

スポンジストロークが短いと硬く感じる とは
スポンジが縮みきってサドルフレームにお尻が当たっている可能性があります
この時の状態を「底付きしている状態」と認識してください。

アンコ抜きをする上でオーナー様の身長と体重が大きく影響するので
スポンジの底付きを計算する必要があります。

上記はスポンジのストローク量の変化に伴う効果
上下位置の変化だけの説明で高さを低くする考え方を説明しました。

アンコ抜きは地面に足を着きやすくする事と考えれば
オーナー様心理はいつ如何なる時も乗車中は転倒しない
と言うように解釈できます。

転ばない考え方として足が着けば心強いと思いますが
もう少し深く考えると
転ぼうとしている方は居らず転んでしまうというのが正しいかと思います。
渋滞時運転者は低速運転の為安定感が失われ
結果足を出しやすいように身構えて運転をしています。
この時点で転んでしまう人はほとんどいません。
当然です。予測されていれば学習し対応するからです。
では 転んでしまう最も多いパターンは
地面に足が着いているのにもかかわらず
車体の重さを支えきれないことがあげられます。
まったく足が着かなければ転んでも
仕方がないと諦められますが
足が着いてて倒してしまうのは悔やまれます。
もう一つ真実があります
こんな所では転ばないという所で転倒してしまう。
その時はおおよそ座席の後方に座っていることが多いです。
座席の後方に座ってるときは足を出そうとしても
足がスムーズに伸ばすことができず
足を出したときは力を入れられなかった(踏ん張りが効かなかった)
事を経験している方が多く
迅速に行動に移せる環境があれば転倒を防げる可能性が飛躍的に上昇します。
上記の考え方はスポンジ整形における快適性と形状のバランスになります。
形状を例えると
座席前方から後方に乗車位置を移動する時
内腿にあたるスポンジの角度と体積の比率を「スポンジ幅」と略して認識してください。
足を出しやすくする形と応用です
自転車のサドルをイメージしてください。
自転車のサドル形状は前方が細く後方を広くする形になっています。
自転車はペダルを回転させるため足に力を入れやすい・踏ん張りやすい形状であり
後方は臀部を受け止める形状であることが一般的です。
オートバイの歴史において初期のオートバイは自転車のサドルに良く似ています。
ハーレーのバディーシートは自転車のサドルを大きくしたものと言っても過言ではありません。
現在オートバイのデザインはサドルも車体のデザインの一部と考えられていますから
乗車姿勢が良かろうが悪かろうがデザインを重視しているように思われます。
メーカーの設計は乗り心地を意識してデザインをする訳ではなく
このデザインだから このようになった としか 思えません。

足着きを良くする為に純正座席の制約から スポンジの形状を最適化しなくてはならず
内腿のあたる付け根部分の「スポンジの幅」を座席前方は狭く
後方は適度に広くすることによって
足着きを良くしつつ快適性も兼ね備える形状を導きます。
上記のことが「スポンジの幅を狭くし足着きをよくする」と略して認識してください

スポンジのストローク量を減らす事・スポンジの幅を狭くするという基準を説明しましたが
経験や実績の無い者がアンコ抜き加工を施すと
スポンジのストローク量を減らすだけの加工になるのが一般的です
スポンジ整形部分の上側だけを削れば高さは低くなるかもしれませんが
内腿の付け根部分のスポンジの幅は広くなり
足を出そうとしても幅が広くなった分だけ足の出しやすさが犠牲になります。
形のイメージですが
台形型の跳び箱を思い描いてください
上のほうは狭く 下のほうは広くなってゆきます。
上をそぎ落とせばそぎ落とした分だけ上面の幅は広くなってゆきます。
スポンジストロークを減らすだけの加工は
幅の事を考慮していないので オーナー様は低くはなっているのだけれども
足着きはさほど向上していない。という感覚を覚えてしまいます。
結果 アンコ抜きは あまり しないほうが良いのでは?と認識されます。
悲しいことです。

結論として
アンコ抜き作業は シート高を低くする・足着きを良くする為に どれだけスポンジストローク量を減らし快適性を維持できるか。
という理論を形にする経験に基づく実績が問われる作業となります。

 

河名シート製作所では
アンコ抜き加工を「スポンジの形状を最適化する」と表現していることがあります。
アンコ抜き加工でも作業を承るときは
お客様と多くお話をするように心がけています。
心地良いセッティングで抜群の安心感を提供いたします。

 

 

 

 

 

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